子宮頚がんになりました

2016年秋に子宮頚がんが見つかりました

病気になってごめんねと伝える相手

2016年秋、会社の健康診断による子宮頚がん検診の結果、子宮頚がんが見つかりました。

 

再検査のために病院で検査をして、検査結果を聞く時の診察室に入った瞬間の担当医の表情で「あ、悪かったんだな」と読み取ることができました。

 

どうしよう、親になんて言えば良いんだろう。仕事も休まなきゃいけないし。どうしよう。周りに心配や迷惑をかけることばかりが気になりました。

 

「こんな事になってしまって、ごめんなさい。」

 

私は会社でも謝っていました。両親や友人にも心配かけまいと平気な顔していました。自分の明るさが取り柄だとも思っていましたし、起こった事は仕方ないと自分を納得させていました。

 

「お見舞い、わざわざ来なくても大丈夫だよ」

 

「大丈夫、大丈夫!」

 

「持ってくるの大変だから、良いよ」

 

「ひとりでできるから、大丈夫!」

 

ですが、私の周りは、そんな事聞いていてもお構いなしです。

 

友人は、お見舞いに来ちゃいました。小さい子がいるのに、実家に子供を預けて。私が好むヨーグルトを買ってきてくれたり、入院中にゆっくり読めるようにとハードブックの本や雑誌を持って。

 

親戚からは、病室にお花が届きました。色取り取りの綺麗なお花で、気持ちが明るくなりました。

 

整体の先生は、私が入院する前に施術が受けれるように毎回予約を調整してくれました。そして、入院中にも使えるようにと、首の頸椎のカーブを整える枕や子宮を冷やさないようにと光電子のマット等を持って行きやすいようにと袋にまとめくださいました。

 

会社の人は、こまめにメールをくれました。ランチの時の話題や、わたしの上司の背中が寂しそうだと写真を送ってくれたり、仕事の話しはゼロで連絡くれました。

 

両親は、毎日病室に来ました。暑い中、雨の中、自宅からお水を汲んで持ってきてくれたり、病院の売店に売っていない飲み物や私の好きな食材を持って。毎日、毎日。

 

抗がん剤治療から退院した土日は、実家に帰っていたのですが、旬の果物や野菜が知人から届いていました。

 

皆んなが私のためにと手を差し伸べてくれます。

 

そんな私は、自分自身のことをないがしろにしていました。自分に1番謝らなきゃいけなかったんです。病気になって、病気にさせてしまって、ごめんね。痛い思いさせてしまって、本当にごめんね。嫌だったよね、いっぱい我慢させてしまって、ごめんね。